岡田准一  SP インタビュー


「宝物」創り上げたい

「どちらかというと、主演俳優ではなく、スタッフの一人という気持ちで現場に携わりたい」

今回のドラマに臨む姿勢を尋ねると、そんな言葉が返ってきた。

「作品を大事に演じる」というのがモットー。スタッフと一緒に、いい作品を創(つく)り上げることに喜びを感じてきた。しかも、この作品は、友人であり、大ファンでもある作家・金城一紀と前々から構想を温めてきた企画。「アクション作品のスタンダードを作る」という高い目標を掲げ、格闘シーンを重視し、シャープな映像を狙った作品だ。自らも1年以上も前から、激しい立ち回りに耐えられるよう、トレーニングを重ねてきた。

 生傷が絶えず、徹夜さえ珍しくないハードな撮影でも、仕上がりが気になり、自分の出番を終えた後もつい現場に残ってしまう、という。

 「最近のテレビにはなかったものを作っているという自負もあるし、チャレンジしている。もの作りのあり方としてすごく正しいし、幸せですね」

 自ら「宝物」と語るこの作品への思い入れが、言葉の端々から伝わってきた。

 文・川村律文

Q 役作りのために取り組んだことは?

A 金城一紀さんと一緒に、シークレットサービスとか、マニアックな格闘技のビデオとかを見ましたね。もっともっと、と欲の深い二人が、ビデオでもんもんとアクションの研究していただけなんですけど。

Q 撮影中の体調管理で気をつけていることは?

A 風邪ひかないよう注意していますね。お風呂につかったり、青汁を飲んだり。撮影に入ると極端に眠れなくなるのですが、最近は徹夜すると体が重いので、なるべく寝るように心掛けています。

Q 一日の中で落ち着ける時間はありますか?

A 撮影が終わるまではないですね。家に帰っても、現場のことを考えるから。だから撮影が終わると、脱力して3日とか1週間ぐらいは何もしたくなくなりますね。

SP(フジ系 土曜後11.10)

 テロの巻き添えで両親を亡くし、人並み外れた五感を持つようになった井上(岡田准一)が、要人を警護する警視庁のSPとしてテロ組織と戦うアクションドラマ。原案・脚本を直木賞作家の金城一紀が手がける。



FROM:読売新聞

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